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ハナズオウ(Cercis chinensis)の分類 Fabaceae
ハナズオウ(Cercis chinensis)の概要 Cercis

ハナズオウ(Cercis chinensis)

【 学名 】
Cercis chinensis Bunge

基本情報

草丈・樹高

・樹高:3~6 m

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最終更新日:2020-05-12 キノボリトカゲ

生活形

・広葉樹、落葉小高木

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花期

4月

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分布

北海道(南部)、本州、四国、九州に分布する。

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原産地

中国の北中部

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学名の解説

属名は莢の形が「小太刀の鞘 cercis」に似ていることから。種小名 chinensis は中国の、の意味。

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和名の解説

花の色が蘇芳染の紅紫色に似ているため。

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別名・方言名

スオウギ、スオウバナ

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分類学的位置付け

マメ科 ハナズオウ属

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人間との関係

公園、庭園の植え込み、切花用。根と樹皮は薬用とする。江戸時代に渡来した。

樹皮を煎じて飲むと、利尿、解毒の効果があるといわれるが、効能は確認されていない。

セイヨウハナズオウは別名「ユダの木(Judas tree)」。キリストを裏切ったユダが罪を悔いて首をくくった木とされるため。

樹皮は中医方で紫荊皮と呼ばれ、解毒、鎮痛、月経不順に用いられる。

季題は「春」。「風の日や煤ふりおとす花蘇芳 滝井孝作」などの句がある。

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形態

葉の形質

葉は互生、長柄、葉身は円心形、広卵形で短鋭尖、深心脚、葉縁は全縁である。長さ 5~8 ㎝、幅 4~8 ㎝。

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茎(幹)の形質

幹は直立、根もとから少数株立ち状、樹皮は灰褐色。幼枝はジグザグにのびる。

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花の形質

葉に先立って、枝上のところどころから紅紫色の蝶形花を束生する。

幹生花である。がくは筒形で浅く5裂し、花弁5、雄しべ10は離生する。

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果実の形質

果実は10月成熟、扁平長楕円形で両端がとがり、長さ 5~7 ㎝。

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種子の形質

種子は扁平球形、小粒、1果に2~3個。

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似ている種 (間違えやすい種)

アメリカハナズオウ

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生態

生育環境

排水のよい肥沃な砂質土を好む陽樹。

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その他生態

繫殖は実生、さし木、株分けによる。実生は秋に採種し、春に播種する。さし木は2月に採穂し冷蔵保管、3月に床ざしする。

花をつけない細弱枝は間引いて枝抜きしたほうがよい。施肥は花後に油かす、鶏ふん、化成肥料を与えるとよい。

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関連情報

病害虫

病気には褐斑病、害虫にはアメリカシロヒトリ、アブラムシ、カイガラムシ

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種・分類一覧